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トリコモナスは男女共に自覚症状が出ないケースが多く、いつうつされたか分からないことが多い病気です。口腔トリコモナス膣トリコモナス腸トリコモナスなどが有名で、トリコモナス原虫が原因であり婦人科などにおいて比較的ポピュラーな疾患になります。多くの場合膣や子宮頸部、下部尿路や前立腺などに侵入し、ピンポン感染を起こすことが多いです。男性に比べると女性の方が強く症状が出ることがあり、トリコモナスはもちろん、卵管炎などの骨盤内感染症などと関係していたり、早産や前期破水といった妊娠経過への影響も注目されています。

トリコモナスの症状

トリコモナスは男性か女性によって症状が異なります。男性の場合、尿道や陰茎包皮、前立腺や精巣などに寄生してもほとんど自覚がありません。尿道の分泌物や炎症などは一般の人に比べると多く、うつった後の潜伏期間が10日前後と淋菌よりも長くなっています。この病気を有する男性は前立腺炎などを起こすことが多く、前立腺炎や精嚢などにおいて棲息していることが多いです。このような場合、尿道に出てくることで少量や中等量程度の分泌物などを伴う尿道炎症状を発症するでしょう。自覚がなくてももしパートナーが保持していると、本人も治療しなければいけません。

女性の場合、男性と比較するとトリコモナス症の症状は多様です。半分の人には自覚症状がない場合がありますが、潜伏期間があけて症状が進行すると共におりものに血が混じるケースがあるでしょう。泡状の悪臭の強い黄色のおりものが増加したり、外陰や膣の刺激感・強いかゆみなどを引き起こします。特徴的な物として、多量の黄色のおりものが出たり、淡膿性や泡状の分泌物があるなら注意が必要です。膣壁発赤などの炎症を引き起こすことがあり、アミン臭という魚臭いニオイがすることがしばしばあります。性行為でうつされ再発を繰り返すこともあるので日頃から注意しましょう。再発の経過として原虫が残存しているものと、隣接臓器から自己感染したり、パートナーから再発するなどがあげられます。パートナーからうつされることが多く、主にオーラルセックスなどの性交渉からうつることが多いでしょう。性交経験のない人や幼児もこの病気になることがあり、このような場合はタオルや入浴・トイレなどからうつされたり、疲れている時に発症することが多く、免疫力が落ちていると菌が増えることがあります。トリコモナスは乾燥に非常に弱いのですが、水の中では長時間生きているのでお風呂は要注意です。膣炎の場合、ニオイの原因である嫌気性菌や大腸菌・球菌などの増殖から混合感染形態をとることが一般的です。膣炎の病態などは混合で生じられたとされています。治療することで菌が減少したり消失すると再びデーデルライン桿菌が優位になり、他の細菌の発育を抑制したり減少するので膣内状態が改善されて治癒に向かうことが可能です。疲れていると再発することが多いので、日頃の健康管理も重要です。

トリコモナスの原因・感染経路

膣トリコモナスという原虫によって発症し、トリコモナス原虫は単細胞動物で原生動物鞭毛虫類に属します。人に寄生するものには3種類あり、膣トリコモナスや口腔トリコモナス、腸トリコモナスなどが知られていますが、病原性を示すのは膣の種類であると言われています。女性の場合は膣が最も多く、膀胱や尿道、子宮頸管やバルトリン腺などに寄生することが可能です。男性の場合は尿道や陰茎包皮、前立腺や精嚢などに寄生することがあります。健康的な女性の膣はデーデルライン乳酸菌があり、膣粘膜上皮中に含まれているグリコーゲンを消費し膣内を酸性に維持することが可能です。他の微生物などの増殖を阻止することができますが、一方トリコモナスにはアルカリ性環境において良好な増殖を行うという特徴があり、酸性に抵抗性があります。そのため膣にうつると、グリコーゲンを奪取し増殖しながら膣をアルカリ性に変更することが可能です。その結果増殖は更に助長されることになり、膣がアルカリ性になることによって他の雑菌増殖を簡単にすることから混合感染がプラスされる仕組みです。

膣トリコモナスは女性はもちろん男性もかかる病気で、主に性交渉によってうつる病気です。女性の場合は徴候が目立つこともあり、若い女性でよく見られることが多いでしょう。女性は感染した男女からうつされますが、男性の場合は通常感染した女性のみうつされる傾向があります。男性と男性における性交渉では通常は伝染しないようになっていて、他の性病とは少し異なります。この病気の母親から生まれた新生児はうつされることがあり、尿路や膣の感染を起こすことが多いです。うつされたとしても大部分の男性は何の徴候もなく、徴候も現れないでしょう。男性の場合、陰茎内部に刺激があったり、尿道からうみが排出されるようになります。排尿や射精した後に焼けるような痛みを感じる人もいます。男性の場合は通常2~3週間でこのような異変が消えることが多いですが、自然に消えた場合でも最初から何も感じなかった場合も、治療を受けないと性交渉の女性にトリコモナスをうつす可能性が高いです。女性の場合、何かしらの徴候が現れることが多く、体内に菌が入ってから通常5~28日以内において出現します。強いニオイの泡立った排出物が膣からあり、性交時や排尿時において不快感を感じるでしょう。

トリコモナスの予防と対処について

口腔トリコモナスや腸トリコモナス、膣トリコモナスにならない予防方法としてコンドームがあります。性交渉する際に必ずコンドームを使用すると予防に役立つでしょう。コンドームを利用すると一時的な効果がありますが、まずはうつっている人とパートナーの治療を重要です。予防方法としてコンドームを着用したり、出血のリスクがあるような性行為をしないという基本的な知識を持っているとかなりの確率で予防することができます。いろいろな治療方法がありますが、ピンポン感染を引き起こすので病気が判明した場合は70~80%の確率でパートナーにうつっているので同時に治療しなければいけません。女性に比べると男性は検出が困難で、男性のパートナーでは陰性と判断されることも多いので注意が必要です。基本的に男性の場合は飲み薬を服用し、女性の場合は膣錠や飲み薬で治療することができます。治療期間は7~10日ぐらいで、治癒判定は自他覚徴候の消失やトリコモナス原虫の消失などを確認することがあげられます。女性の場合は月経後に原虫消失の確認する必要があり、これは残存膣トリコモナスが月経血中において増殖するためです。経口投与を行うことによって、90~95%消失することが期待され、同時期においてパートナーと一緒に治療を行うと更に効果があります。

この病気の対処方法として大切なのは早く治療を行うことです。治療が遅れるとその分酷くなっていくので、早期治療を実現するため早期発見しなければいけません。早期発見を実現するため定期検査を受けることが良く、少しでも徴候があるなら医師に相談することをおすすめします。症状が出るまで1~3週間程度あり、治療期間は最低1~2週間ぐらいになります。原虫によって発症する病気なので、濡れたタオルやトイレなどからうつることもあるので注意が必要です。女性の場合は外陰部に痒みや灼熱感があることが多く、おりものの量が増えたりするので分かりやすいでしょう。男性の場合排尿時に軽い痛みがあるのですが、気づかないケースがほとんどです。軟膏の塗布や内服薬などによって治療することができるので、何かしら異変に気付いたら注意しましょう。まずは予防することが大切でコンドームを必ず使うように、他の人にうつさないことが重要です。